第66回オークス(GI)
毎年思うことですが、牡馬の三冠レースが「2000m→2400m→3000m」と徐々に距離を増しているのに、何故牝馬の三冠レースは「1600m→2400m→2000m」とオークスが最長になっているのでしょうか?
唯でさえ牝馬にとってはキツイ距離であるのに、まだ馬体的にも未完成であるこの時期にわざわざ2400mを走らせる必要が果たしてあるのか?
現在、JRAの牝馬限定レース(重賞)で一番距離が長いのがオークスです。
古馬のレースでも2200mのエリ女が最長。古馬の牝馬に長い距離は求められていないのが現状です。そういう状況を考慮するのなら、オークスと秋華賞の距離を入れ替えてみては如何でしょうか?なかなか面白い提案だと自分では思っているのですが...
では本題のオークスについて。
今年はNHK杯を見て分かるように、牝馬のレベルが総じて高いように感じられます。
桜花賞馬がいなくても、かなり見所のあるレースとなりそうです。
以下、予想材料の提示。
■気になる馬。
エリモファイナル、シーザリオ、エアメサイア、アドマイヤメガミ、レースパイロット、ディアデラノビア、ライラプス、エイシンテンダー、ジョウノビクトリア、ジェダイト
■ここ3年は「桜花賞惨敗→オークス直行」組みが良成績
2004年 ダイワエルシエーロ 桜花賞7着→オークス1着
ヤマニンアラバスタ 桜花賞9着→オークス3着
2003年 チューニー 桜花賞12着→オークス2着
2002年 スマイルトゥモロー 桜花賞6着→オークス1着
チャペルコンサート 桜花賞7着→オークス2着
■2頭出し厩舎
角居勝彦・・・ シーザリオ、ディアデラノビア(生産者も同じ)
森秀行・・・ アスピリンスノー 、ジョウノビクトリア
松田国英・・・レースパイロット、ライラプス
武邦彦 ・・・ブリトン、エイシンテンダー
■サンデー産駒=8頭
■オークス勝ちのあるジョッキー
2004年 福永祐一 (ダイワエルシエーロ)
2002年 吉田豊(スマイルトゥモロー)
2001年 デザーモ (レディパステル)
2000年 藤田伸二(シルクプリマドンナ)
1999年 蛯名正義(ウメノファイバー)
1997年 吉田豊(メジロドーベル)
*以外にも武豊は96年にエアグルーヴで勝って以来、8年間オークス勝ちがない。今回の騎乗馬はエアグルーヴと同じく伊藤雄二厩舎のエアメサイア
桜花賞の前から、オークスを勝つのはシーザリオだと思っていたのですが、ラインクラフトが回避したため、やねにユーイチが舞い戻ってきてしました。
今年既にGI3勝のユーイチ君。しかも去年のオークス優勝ジョッキー...
好調すぎて逆に不安...というか、絶対に落とし穴がありそうな気がしてならない。