語り継がれる馬たち

早くも武豊officialページの日記が更新されていました。
ダービーの勝利後ですから、取材や祝賀会で大忙しのはずですが、そんな中での日記更新に彼が「ダービー勝利」という計り知れない重圧を背負っていたんだなぁ〜と改めて感じさせられました。


2005年:日本ダービー。観客は14万人超。
単勝1.1倍、単勝支持率73.4%でこのレースを向かえたディープインパクト


レースは見ての通り圧勝。
インティライミ佐藤哲三騎手)は昨日のタップを思い出せるような直線内埒沿いをつく最高の走り。皐月賞2着のシックスセンスは直線ディープより後ろの位置取りながら終いに伸びてきた。
この2頭も決して弱い馬ではない。
ディープが強すぎるだけ...


昨日のうるぐすの取材で、シックスセンスに騎乗の四位騎手が(ディープインパクトに対する取材で)冗談交じりに『一ハロンぐらいハンディが欲しいよねw』と言っていたが、本当にそんな結果となった。


自分はナリタブライアンの3冠達成をリアルタイムで見ていない。
競馬を見始めて約十年。
自分にとって一番衝撃的レースだったのは毎日王冠サイレンススズカだった。
しかし今日のディープはそのときの衝撃を軽く超えていた。


改めて思うけど、『ディープインパクト』というのはホントいい馬名だね。
人間は自分の子に「名前のような子供に育って欲しい」という特別な想いを込めて命名するけど、ディープは本当に名前の通り「深淵なる衝撃」を人々に与え、大きな夢を抱かせている。


親世代が「5冠馬」シンザンを懐かしみ、子世代が「帝王」シンボリルドルフの強さを強調する。歴代の名馬と同じようにディープインパクトの強さも、孫世代の自分たちが「21世紀の衝撃」として次の世代に語り継いでいくのかもしれません。